皆さん、歯ぎしりされてますか。
…と言われても、自分が寝ている時のことって全然わかりませんよね。
寝ている時に起こるトラブルとしては「いびき」「無呼吸」などがありますが、私は全く自覚がなかったのですがどうやら「歯ぎしり」をしていたようです。
そんな私が、歯ぎしりに効果があるらしい「バイトプレート」を作りましたので、どなたかの参考になればと思い、かつ自分の記録用として残すことにしました。
バイトプレートを勧められたいきさつ
ある日の早朝、「ガリッ」という音と共に痛みが歯に走り、目が覚めました。
どうやら樹脂をかぶせていた歯が欠けてしまったようなのですが、まさか自分の顎の圧力で樹脂を欠けさせてしまうとは露ほども思っていなかったのでかなりの衝撃を受けたことを覚えています。
欠けた歯をそのままにするわけにもいかないので、長年お世話になっている歯医者さんに行ったところ
とのアドバイスを頂きました。
自分の歯はできるだけ残したいですし、放置していると悪い影響がありそうでした…
そもそも、バイトプレートってなんぞ?
バイトプレートとは、上の歯につけて歯ぎしりの圧力を軽減する装置です。
上の歯を全部覆うように作られていて、高さは歯の半分ほど。
これをつけることによって歯へのダメージを軽減させる効果があります。
歯ぎしりって摩擦によるダメージがあるらしいのですが、バイトプレートをつけることによって滑りをよくして負担を軽減する、といった感じ。
いくらくらいで作れるの?
バイトプレートは保険が適用されるので、(基本)3割負担で作れます。
先生が親切にも点数と共に説明してくれた記憶によりますと、
と、合計で8,000円程度で作れるとのこと。
保険適用されるだけでも、だいぶ安価に感じますね!
1万円で将来の歯が多少でも守れるなら安いかも!と思います。
バイトプレートを作ろうと思った理由
先生の非常に丁寧な説明を聞いて、私はバイトプレートを作ろうと決めました。その理由は
- 金銭的な負担が少ない(1万円未満で将来の歯と歯茎を守れるなら安いもの)
- 着けるのは寝ているときだけでOK
- 経過がよければ使用を終了することもある
の3つでした。
特に一番最後の「経過がよければ使用を終了することもある」というのが大きかったです。
やはり一生着けなければならない…と考えると少々気が滅入るところはありましたが、うまいこといけば付けなくても大丈夫になるとのこと。
仕組みはよくわからないのですが、バイトプレートをつけることで歯ぎしりが改善され、不要になることがあるそうなんです。
信頼できる先生がそう言っているので「それなら大丈夫だろう!」と作ることを決めました。
あと私は顎関節症と言うか、関節がズレやすいんですけど、それが改善できる可能性もある(あくまであるだけで個人差もあり、治るといえるものではない)点も作ろう!と思ったポイントでした。
バイトプレートが出来るまで
バイトプレートの作成自体はとっても簡単かつスムーズでした。
- 1回目型取り(上下)
上下の歯の型をとります(あのピンクのぶにゅっとしたやつで)。
念の為私は2コマ(20分×2)で行いましたが、30分くらいで終わったと思います。金額は2,000円ちょいくらいだったかな。
- 2回目型取り(かみ合わせ)
かみ合わせの型を蝋のようなものを噛んで取ります。
ほんとこれだけなので、時間は1コマ。ものの5分くらいで終わりました…。金額は数百円だった気がします。270円くらい?(うろ覚えです)
- 3回目バイトプレートの調整
出来上がったバイトプレートを調整します。
最初は厚めにできているので、かみ合わせを調整しつつバイトプレートの不要な部分を削ってもらう感じですね。
調整なのでやっぱり時間がかかります。この時は3コマ(1時間)取りましたが、ほぼ時間全部使いました。
私は1週間に1回通院していたので、1ヶ月かからずに出来ました。
当然痛い治療などもないので、ほぼ椅子で寝てるだけでした…。
調整の際はめちゃくちゃ先生が頑張って削られていたので、寝ているのが申し訳なくなりました…。
出来上がったら、私の場合はこんなふうに密封パックでいただきました。
密封パック(真空状態)だと、少量の水でもバイトプレートが乾かないので、今後持ってくる時などに使ってね!と言われました。
結構あるよ!使用や保管時の注意点
バイトプレートが出来た時には、先生から様々な注意点を説明されました。
自分用メモとしても有用なので残しておきたいと思います!
バイトプレートの保管に関する注意点
バイトプレートは意外と…というのは失礼ですが、繊細!
管理自体は簡単なのですが、「水分」に気をつける必要があります。
- 乾くと歪んでしまうため、常に水分がないとダメ
- 家で保管するときはタッパーに水をいれて、そこに浸しておくのがおすすめ
- 真空状態であれば水は少量あればOK
- 水道水・浄水どちらでも可。水道水で全く問題なし
私はこんな感じの、小さめのタッパー(お弁当の小さいおかずが入るくらいのもの)に入れています。
バイトプレートの掃除に関する注意点
今使っている段階では毎日掃除をしなければならない、という印象はありません(流水で流す程度で全く問題なく感じます)。
- 汚れを取るときは、流水で。流水が当たっているところに歯ブラシで軽くこする感じでOK
- 歯磨き粉は絶対につけないこと(多分、研磨剤が入っているからだと思います)
- スペシャルケアとして3~4日から1週間に1回、入れ歯洗浄剤で洗ってもいいよ
バイトプレートはプラスチックのような素材で作られている(なので案外硬い)ので、掃除も結構簡単かなと思います。
私は毎日流水でざっと掃除して、1週間に1回くらい入れ歯洗浄剤を使う形にしています !
使っている入れ歯洗浄剤はコレ。どれがいいかはわからないので、適当に買いましたw
使っている感じ、特に汚れることもないので、毎日ざっと水ですすぐだけでもいいかなと思います。
バイトプレートの着用に関するアドバイス
バイトプレートの着用に関しては、先生が事細かにアドバイスしてくれました。
とりあえず歯ぎしりをなんとかするためにはバイトプレートをつけて寝なければならないので、とにもかくにも「できるだけ早くバイトプレートに慣れる」ことが重要ですね。
- いきなり寝る前にバイトプレートをはめても違和感がひどくて眠れないこともある。まずは起きている時間にはめてみて、慣れることから始めて
- 2~3日ほどは日中はめるだけにとどめておいて、慣れてきたなと思ったら夜チャレンジしてみるくらいでもOK
- プレートをつけているうちに歯が痛くなることもある。 基本的には余裕を持って作られてるけど、ひとつの歯だけキツめになってしまうこともあるから、仮に痛みがでたら無理してつけない。上顎のプレートが当たっている部分も痛くなることもある
- 寝る時にタッパーを近くに置いておいて、イヤになったらすぐ外せるようにするといい
私は初日(もらった日)の夜からいきなりはめるスタイルで行きましたが、それでは無理!な人もいると思います。
このあたりは個人差といいますか、どれだけ違和感を抑えられる(慣れるのが早い)かによるかと思います。
おわりに
現在はバイトプレートをつけだして大体1ヶ月くらいなのですが、色々と気づいたことや「困った!」なこともあったので、またそれは別記事にて書こうと思います。
現状自分で歯ぎしりをしているかはイマイチわからないのですが、バイトプレートに削れが見られる部分もあり「おお、これが歯ぎしりか!?」と思うようなこともあります。
継続的にレポートを書きつつ、現在バイトプレートを作ろうか迷っている方の参考になればな、と思っています!
2ヶ月ほどつけたレポを書きました↓
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